ロンチキ
「ロンチキ」ことロングレール運搬車は、200m前後のレールを交換現場まで直接輸送するためにエプロン車や中央締結車、中間車によって構成されたコキ5500から改造されたチキ5500を10両から13両連結した車両です。
東北上越新幹線建設のために導入され国鉄末期には在来線でも使用されました。それまでの25mレールを1本づつ山越器で取り卸し現場で溶接してロングレールを構成していたことに較べ、手間が省け格段に工期が短縮したことを覚えています。でも、200mレールですから取り卸した後でレールを前後に移動されることが困難ですから、取り卸し位置に列車を正確に停車させることが必要となります。このために取り卸し作業は機関士の腕によるところが大きかったと記憶しています。バックしてもらったことも何回かあります。
ロンチキが戻ってくる姿を見ると現役時代を思い出します。
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