飛行機で行く鉄道の旅(2)
3月末で今年の「修行」が完了したので、昨日は「飛行機で行く鉄道の旅」に出掛けてきました。
今回の旅は、日本三大車窓の一つである肥薩線の「矢岳越え」です。霧島連山を望む雄大な車窓や大畑のループ線、真幸や大畑のスイッチバック等、盛りだくさんです。天候にも恵まれ、沿線の各所では桜が満開、更には美味しい駅弁と満足した1日でした。
今回の行程は、
羽田空港 JAL1843 鹿児島空港
嘉例川 4226D 吉松 1254D「しんぺい2号」 人吉 1076D「九州横断特急6号」 熊本
熊本空港 JAL1816 羽田空港
という日帰りの行程です。
この行程は、羽田を8時過ぎに出発して20時過ぎに戻ってくるまで、飛行機、タクシー、列車、バス、飛行機と『12時間乗り物に乗りっぱなし』となりますから、「乗り物好き」以外にはお勧め出来ませんが、「乗り物好き」には最高ですよ!!
◇敏郎◇はさらに熊本で2時間程度の時間があったのでこれを利用して熊本市電も完乗してきましたので、正に『12時間乗り物に乗りっぱなし』でした。
今回の旅も行程以外には事前に情報を収集することなく行ってきたんですが、それが現地での発見につながり楽しいものになりました。
まずは嘉例川駅。鹿児島空港の最寄駅ですがローカル線の単なる無人駅と思っていました。ところが駅に着いてみると、列車を待っている人もいるし、無人駅なのに駅弁を売っているではないですか。「かれいがわ」という地元の食材を使った駅弁です。実に美味でした。中でも「ガネ」という鹿児島県産の紅さつまいもの天ぷらが最高でした。この「ガネ」は単品でも売っていました。
この「 かれいがわ」はJR九州が第3回九州駅弁ランキングで2位になったようです。
つぎはしんぺい号。JR九州の列車は特徴ある列車が多いですが、このしんぺい号は観光列車ですから当然なのかもしれませんが、お客さまに列車の旅を楽しんでもらうことをよく考えていると思いました。ワンマンとのことですが、運転扱いを行わない客室乗務員の女性が乗っていましたし、車内放送では沿線案内が行われ、霧島連山や人吉盆地が望めるところでは駅間であるにもかかわらず停車してゆっくり景色を楽しめました。それから運転席から眺めを車内に設置されたモニターに映していました。スイッチバックでバックするときにはちゃんと反対側の運転席からの映像に切り替わりました。「鉄っちゃん」にはこの運転席映像が一番ありがたかったです。
最後は桜。沿線の桜。「日本の春」を満喫できました。「今度は紅葉に時期にも」と思いました。
トラックバック URL :